とよたプロボノシナジープロジェクトについて

とよたプロボノシナジープロジェクトにおける「プロボノ」とは・・・
仕事で得た専門スキルや経験だけでなく、これまでの人生経験全て(幼少期から今までの遊び、学び、勤めで蓄積されたキャリア資産)を活かして、団体のSDGs活動を支援するボランティアを指します。 ▷▷ 参加メンバーによる「プロボノ」とは??

プロジェクト運営体制

新たなシナジーを実現するため、様々な経験を持つスタッフがプロジェクトをサポート ▷▷ 運営メンバー紹介

参加団体・プロボノ募集、決定

    団体募集説明会+自組織のビジョンや課題を見出すワークショップ 開催
          説明会参加 6団体 → エントリー 3団体 → SDGsに貢献する3団体(4チーム)へ決定

団体募集説明会(オンライン開催)
中京大学訪問説明会
NPO法人アイリス
めぇープルファーム
中京大学スポーツ科学部草薙ゼミ

プロボノ募集説明会+プロボノ活動がもたらす自身のキャリアを考えるワークショップ 開催
説明会参加 47名 → エントリー 18名 → 参加15名へ決定

プロボノ募集説明会(リアル開催)
第1期プロボノさんに経験談を伺いました
プロボノさん似顔絵:コノイロイラストレーション

実施スケジュール

2021年度は8月から2022年1月末までの約半年間に渡り、4つのプロジェクトが進行。

8月  事前オリエンテーション —– オンラインで初顔合わせ。
                 団体・プロボノそれぞれに、企業組織と市民活動領域とで環境や考え方が違うことなどを説明。
8月 合同研修会 —– 団体・プロボノ リアル初顔合わせ。ビジョンや課題の共有及び目標設定を実施。
11月 中間報告会 —– 各プロジェクトの進捗発表。他チームとの交流や対面でのディスカッションで、今後の取り組みについて整理。

※定期的に プロボノ横断交流会(1回/1ヶ月)団体プロボノ交流会(1回/2ヶ月)を開催し、チームを越えてナレッジや悩みを共有

 ”コロナ禍”の中、社会をもっと良くしたいという思いと、今起きている課題を解決するべく、オンラインを駆使しながら、団体・プロボノ・運営が一緒になってプロジェクトを遂行。

キャリアモデル開発

キャリアモデル開発士とのワークショップ×4回・個人面談を通して、プロボノ活動が自身の人生やキャリアにとってどんな意味があるのかも含めて、これまでの経験を棚卸し。自分が何にやりがいを持てるのか、プロボノでの経験、新たな繋がりを未来にどう生かしていくか向き合い、人生100年時代を彩るキャリアビジョンの見える化を支援。(☟プロボノ7名の事例紹介)
※キャリアモデル開発についてはこちらから

最終成果発表会

2022年1月29日(土) 当初プロジェクトメンバーは十分に対策を講じ会場参加の予定だったが、感染拡大状況を鑑み、急遽とよた市民活動センター&Zoomミーティングのハイブリッド開催で、一般のオーディエンスも募集し同時ライブ配信で実施。中間報告会で設定した目標に向かってチーム一丸となって取り組んだ成果と、プロボノのキャリアモデル開発の成果を1人ずつ発表。団体、プロジェクトだけでなく、1人1人が主役となるような成果発表会となった。

成果発表会のアーカイブ動画

プロジェクトの成果について

◉ NPO法人 アイリス 

プロジェクトゴール:活動を広く知ってもらうためHP作成・移動支援の運行管理や予約システムのIT化の実現

プロボノによりあっという間に完成度の高いホームページ(パソコン用・スマホ用)、予約システム、運行管理システムが完成。 よって、介護予防運動プログラムの作成もプロジェクトゴールへ追加。運動能力評価プログラムや手順書も作成し、感染状況が落ち着いたらすぐに開催ができるような準備を進めた。また今回IT化した予約や運行管理システムが、アイリス内のメンバーでもで使えるよう、使い方の習得を目指す。

◉ めぇープルファーム

プロジェクトゴール:ヤギ数を増やし除草活動を拡大する、団体を応援して頂ける会員を増やす、ヤギ除草作業内容などを周知し活用促進を図る

第二牧場整備や除草ヤギ引き取り作業など実際に現場で作業をしながら、積極的に団体メンバーとの コミュニケーションを取り、課題概要を把握。頭数増加時を見据えた第二牧場の整備は、 チップまきや小屋メンテなど継続作業を実施。また飼育プロスタッフと一緒に、「ヤギレンタル説明パンフレット」を作成。また団体活動理念や目的、ヤギ除草活動や近況についてまとめた資料を地域住民向けに作成し、ツールを活用しながら周知を進めた。今後も、住民サポートの強化、レンタル事業拡充準備、将来を見据えたヤギの育成など、レベルアップする活動を進めていく。

◉ sport – er – plus (中京大学スポーツ科学部 草薙ゼミ)

プロジェクトゴール:スポーツで悩んでいるアスリートのオンラインカウンセリングを行う

学生の限られた時間の中でも効率よく進められるよう、プロボノを巻き込んだ役割分担やスケジュール管理でプロジェクトを遂行。定例MTGを重ねながら、ロゴ制作、カウンセリングシート・予約フォーム作成、HP・インスタアカウント開設、 アンケート作成を実施。最初はオンラインカウンセリングをゼミ内でトライし、学内実施も実現させた。今後は、広報活動にも注力し、学内カウンセリングの評価検証をしながら、学外での実施を目指す。

◉ re輪(中京大学スポーツ科学部 草薙ゼミ)

プロジェクトゴール:サスティナブルな不用品活用サイクルの構築に向けて不用品の回収 ~活用までのルート探索~

JICAのプロジェクトへ参加し集めた衣類を配送できたが、資金調達やタイアップ先の問題などの課題にも直面。自分たちが掛け橋となって、もったいない精神を大切に不要となった古着を生かす活動に注力することにシフトチェンジ。まずは学内にファンを作って支援してもらったり、自分たちの作ったものをどう購入してもらうかなど、継続的な活動と他との差別化についてもプロボノと議論を重ね、学内で衣服のリサイクル、アップサイクル事業(ビジョン)の確立&実施を進めた。今後は、独自企画イベントで回収したり、ゼミ内で継承できる仕組みづくりを構築していく。

アンケート結果

プロジェクト期間中は、プロジェクト参加者への定点観測アンケートを実施。また「嬉しい」「感動」「感謝」を伝え合う機会を作り、参加者内でシェアを行った。

ご自身の中でプロジェクトを通しての気づきや学び、感想、変化がありましたらお書きください。

■自身の強みが明らかになり、人生の方向性が見えました。ありがとうございました。
■いい刺激をいただきました。
■新しくやりたいことが増えて、毎日が楽しくなりそうです。
■個人の人間力が非常に試される、言い換えると人間力が培われる良い機会であったと思いました。会社の名前などに依存しないでどこまで力が発揮できるか良い刺激になりました。
■人生の余白が少し増えました。感謝、感謝、感謝です!
■活動された皆さんの取り組み姿勢が刺激となり、これからの人生の財産になりました。
■会社から外に出ることで新た出会いや課題の発見があり刺激になった。また、自分で気づいていなかったスキルに気づく事もできて非常に貴重な体験になった。
■本業の仕事以外のキャリアパーツを作ってシナジーを生んで本業も本業以外の活動もよりやりがいを高めていく考え方がすごくいいと思いました。
■プロボノ活動を通して、仕事と共通する分野だからこそ、自分の仕事の見つめなおしや方向性を考えることにつながり、良かったです。
■ヤギを飼うのは、思った以上に大変なこと。仲間と一緒にやるから、やる気が起きること。
■団体さんのお手伝いとして、古布のリサイクルを調べると、今まで知らなかった取組みを知ることができた。また同時に、それらの課題も知ることができた。
■団体さんに「最終目標」を描きながら活動することを提案しながら、自分自身の最終目標(あるべき姿)を常に考えるようになった。
■半年くらいでは何もできないし、意識を変えるのはもっと大変だと改めて感じました。
■若い力に触発されて世の為・人の為に何が出来るか?より積極的に考える様になった。
■団体のメンバー内で活動すすめることは簡単ですが、活動をしていると運営の大変さゆえ当初の目的を忘れてしまってました。プロボノさんが関わることで、意識して活動に取り組むことや、共通理解の再確認が必要だと感じました。また、他者に関わってもらうことで、期待されている気持ちがわきました。今後も多くの人の意見も聞きながら活動できるようにしていきたいです。
■今回プロボノさんと協同することで、社会に貢献する考えを持ち、かなりのスキルを有した方々が多いことに気づかされました。なかなか意識の高い方々と接する場や機会が無く、どうしたらよいか思案していました。今回協力頂いたプロボノさんや事務局とのご縁を、今後も持続することで団体の成長に力添えを頂けることを、切に望んでいます。
■自分自身がとても変われた気がします。何事にもチャレンジしてみよう、少しでも興味が湧いたらまず調べてみようと行動に移せるようになった。

プロジェクトで関わっている方の中で、この人の「こんな行動が素晴らしかった・助けられた・感謝したい」「この言葉に勇気づけられた・感動した」など、影響があった体験をお書きください。

■皆さんで協力し合ってプロジェクトを進められたと思います。
■団体さんの行動が、本職への刺激となりイキイキと仕事に取り組めています。
■みんな、人として素晴らしい人ばかりで、一緒に活動ができて、本当にラッキーでした。どの行動、どの言葉というのは選べませんが、とにかくポジティブな行動・言葉ばかりで、感謝しかありません。
■団体さんは、プロボノが好き勝手に話す中で、しっかりと自分の意見を言ってくれた。これは、本当に素晴らしいことだと思っています。プロボノさんは、積極的に提案をされる中で、学生さんに対する言葉の選び方が素晴らしく、また、私の提案に対してもフォローしていただいて、感謝しています。
■皆さん、小さなことでもすごく感謝してくれるのが、驚きでした。
■パワーポイント作成時にプロボノさんに少し作るのを手伝っていただき、助けられました。
■プロボノさんは、私たちがやりたい事を一気に言ったとしても、順を追ってわかりやすくまとめて下さった。