【開催レポ】\SDGs社会貢献×生き方のカタチを目撃せよ!/”とよたプロボノシナジープロジェクト成果発表会”を開催しました。
プロジェクトをふりかえって…
皆さん、こんにちは。
株式会社eightの鬼木です。
2020年度、コロナ禍の中でスタートしたこのプロジェクト。
先日2月末にオンラインとリアルのハイブリッド型での成果発表会が終了し、1つの大きな節目となりました。
記念すべき第1期のプロボノのみなさまありがとうございました!
プロジェクトを信じて最後まで参画いただいた団体さんにも感謝申し上げます。
主催の豊田市、とよた市民活動センターさん、募集協力&見守っていただいたトヨタ自動車(株)社会貢献推進部さんはじめ
プロジェクトに関わっていただいた多くの皆様に改めて感謝申し上げます!
7月、8月、オンラインとリアルと状況を見ながらの募集説明会から半年以上かけて進めてきたプロジェクト。
少し振り返りたいと思います。
このプロジェクトは、トヨタ自動車社会貢献推進部さんが募集協力をしてくださって、
団体さんについても、市民活動センターさんからの募集やお声がけが中心となりましたが、
決して企業などから派遣されてきたわけではありません。
募集を見て、説明を聞いて、そして自分の意思で決めて参加してくれています。
「プロボノ」って聞いたことあるけれど、自分にできるかな。
専門性や経験を生かして支援、共働っていうけれど、何が生かせて、何をすればいいの?
と、色んな疑問や不安が多い(汗)プロジェクトであるにもかかわらず、それでも何かしら役に立ちたいと手を上げてくれたわけです。
私たち企画運営側も、先行事例(東北プロボノプロジェクト)をもとに
さまざまなプロボノプロジェクトを研究しながらも手探り状態。
さらには、これまでに直面したことのない”コロナ禍”にも立ち向かわなくてはなりません。
社会をもっと良くしたいという思いと
今起きている課題を解決するべく
運営もプロボノさんも団体さんも一緒になって進めてきたプロジェクトでした。
合同研修会ーーー団体さんとプロボノさんで初顔合わせをし、ビジョンや課題を共有し、目標設定した9月、10月。
中間発表会ーーー進捗の発表と、滅多にできないリアルでのディスカッションで、今後の取り組みについて整理し実行した12月。
この間、本当に色んなドラマがありました。
コロナも大きく影響しました。
うまくいかないこと、コミュニケーションが噛み合わないことなどは常に起こります。
しかしMTGを重ねていき、団体さんの活動に参加するうちに、徐々に一体感が生まれてきました。
単発のボランティアや、知識や技術のみ提供するようなプロボノ活動では得られない貴重な経験となりました!!
月に一度のプロボノ横断交流会 合同研修会でのディスカッション 中間発表会でのディスカッション
さらには、キャリアモデル開発という、ご自身の仕事、プロボノ活動、これからどんなことをやっていきたいかを考えて可視化するという取り組みも同時に進んで行きました。本業での仕事も忙しい中、真摯に取り組んでくださいました。プロボの活動にかける時間も、業務外時間を捻出しての活動です。本当に皆さんには頭が上がりません。
尊敬するプロボノさんたち14人はコノイロイラストレーションまこちゃんに描いていただきました!!
キャリアモデル図だけでなく、発表資料の随所に散りばめられとても嬉しかったです。
成果発表会当日
発表の様子
2/27(土)13:30-16:30 とよた市民活動センター&ZOOMミーティングにて
成果について
一般社団法人チームNadeshiko
FunTeck!テクノロジーと仲良く暮らすをコンセプトに、ママたちが主体となって運営している団体さん。2020年12月法人化しました。
NPO法人アニマル体操クラブ
「とよたの根っこを育てる」の理念のもと、体操教室を中心に豊田市内各地で教室運営。競技クラスもある本格的体操クラブです。
豊田市美術館ガイドボランティア自主グループ「アートフレンド」
美術館での対話型ギャラリーツアーを中心に教育普及活動において22年の実績。2017年夏、美術館からの応援を受け有志で外に飛び出し、交流館、学校、放課後児童クラブ、アートイベント等においてアートの楽しさを伝えています。
以上、プロジェクトの半年間の成果として、スライドを抜粋してご紹介しました。
半年間の成果として、すごい!となるか、こんなもんか、となるか。読んでいただいている方の評価は様々だと思います。
ただ、目に見えない成果がありました。
それは、団体さんにとって、これまでずっと放置していたり、向き合うことをしてこなかった”真の課題”に向き合う機会が得られた、ということ。
社会人プロボノさんにとっては、組織では当たり前のことが通用しない世界があり、多様な価値観をもった人たちが、数字ではわからないビジョン、ゴールに向かって進んでいくという実体験を得られた、ということ。です。
プロボノさんたちは、途中から「団体さんの思いに寄り添う」ということを1番に考え出しました。
納期に間に合うように、ゴールに向かってブレないように、という仕事上では当たり前のことができない苛立ちがあったかと思います。
団体さんも、理屈はそうかもしれないけれど、そんな簡単にいかないから苦労しているんだ、というような思いもあったかと思います。
そうした、価値観のぶつかり合いから、対話があり、受け入れ尊重し始め、そこからプロジェクトが加速していきました。
このプロセスを経験して得た自信は、大きな成果になったのだと思います。
最後に、募集協力だけでなく、スタートから見守っていただいたトヨタ自動車社会貢献推進部窪田様にも熱いコメントをいただきました。
感謝の意をここでもお伝えしたいと思います。ありがとうございました!
アンケート結果(抜粋)
1.ご自身の中でプロジェクトを通しての気づきや学び、感想、変化がありましたらお書きください。
■自分は何ができるかをみつけることができた他団体支援を通じて、プロジェクト参画前よりも中間支援への意欲が高まった。
■新たな知識、感覚が得ることができました。最終報告をまとめる中でやっと気持ちの整理ができましたが、参加してよかったです。
■「多様性」がすこし解ってきた気がする様々な多様性を感じられて、刺激的でした。 もっともっと謙虚に挑戦していきます。
■関わり方に難しさを感じながらも、何をサポートすべきか団体さんのニーズ(潜在的な面も含め)を押さえる大切さを感じた
■前向きな皆さんに影響を受けて「自分も勉強しなくては!」と思っています。
■「相手を認める」ことを一番学んだと思います。普段の業務は結果の方向が決まっていました。しかし、プロボノを通じて答えは決まっていないことは良い事なんだと思いました。自分が当たり前と感じていた事柄も他の人からしたら正解ではない。だからこそ大きな視点で考えられるのだと。少しづつですが、本業のほうでも認める事と意見を出しやすい環境づくりを行っています。
■教えてもらった対話型鑑賞が他のキャリアパーツに役に立ちそう。
■プロボノを募集しているところは、新規事業や新しいことを望んでいるところばかりだと思っていたが、そういう団体ばかりではないことに気づけた。
■相手に合わせて、求められていることが何かを対話を通じて理解活動をすることが大事であることがわかった。
2.プロジェクトで関わっている方の中で、この人の「こんな行動が素晴らしかった・助けられた・感謝したい」「この言葉に勇気づけられた・感動した」など、影響があった体験をお書きください。
■最終報告会にて、団体さん、プロボノさん一人づつにそれぞれの良さがあり、一言では表せないくらい多くの影響を受けました。
■色んな価値観に触れることができ、自分らしさをより意識することができた。
■団体さんが自ら率先して資料づくりを担当していたこと。プロボノに任せるのではなく、自分たちで実施するという姿勢を見せてもらった。プロボノも負けていられない。
■今日の報告の中で社内外ありますが、起業を考えている人が複数いて驚きました。素晴らしいと思います。
■アートフレンドリーダーの佐孝さんに助けられました。超ポジティブで、相手の立場で励ましてもらいました。
■アニマルさん、2回目の緊急事態宣言が出たあとのオンライン教室に向けた一本筋の通った動き。
■澤さん、初めは主体性はなく、サポートの意識が強く感じたが1番活動に時間を割いて、最後は資料の取り纏め等も主体的にやっていただけました。
■最終発表会で山田さんがおっしゃっていた「小さい子供がいる自分にできることがあるのか?という不安」。社会にはその不安を抱える人が多い事を思い出した(自分含め)、そこへのアプローチを考えたいな〜と思いました。
■関係者全員の熱量が素晴らしかった。多分本業での業務も多いのに夜遅くまでプロジェクトに取り組む姿勢
■議事録を書いてくれる人、会議の進行役を買って出てくれる人等、いろいろ進んでやれる事は素晴らしい。
また、後日、報告書をアップさせていただきますが、運営の不手際も多々ある中、このような感想をいただき本当に感動です。
運営一同、頑張ってきてよかったな。と心から思います。
第1期プロボノさんには、引き続き次年度もお世話になる予定です!どうぞよろしくお願いいたします。
ひとまず、お疲れ様でした!!!
本当にありがとうございました!!