【開催レポ】中間報告会を開催しました!

12月20日(日)に とよたプロボノシナジーPJ2020 中間報告会を開催。

豊田市内でSDGsに取り組む市民活動団体「NPO法人アニマル体操クラブ」「豊田市美術館ガイドボランティア自主グループ アートフレンド」「チームNadeshiko」と、3つのプロジェクトチームに分かれた社会人プロボノとが一堂に会し、プロジェクトの経過報告を行いました。

最初の顔合わせから約3ヶ月。
この間、各チーム毎に活発なやりとりがなされていましたが、コロナ禍によりどのチームも活動はオンライン中心。
今回の報告会で初めて全団体が揃い、参加者全員で顔を合わせて開催することができ、運営としても大変嬉しく思います。

今回の報告会は、プロジェクトの中間報告、各チームで対面ミーティング実施、プロジェクトチームを超えた学びの共有を目的として開催しました。

まずは、各チームの代表者によるプロジェクトの中間発表を行いました。

チームNadeshiko

会員を増やしたいが、準備や教えることに手いっぱいで段取りがうまく回っていないなど、なでしこクラブの運営の課題解決の為、運営方法のマニュアル化や運営側の役割決定、定期的なイベントの計画を目標に活動。プロボノさんの良いところを認め、またメンバーの得意なところを把握し、明確な役割分担と目標毎に分科した活動(①航空法資料作成チーム②操縦カリキュラム資料作成チーム)でプロジェクトを遂行。今後は航空法などの資料のブラッシュアップ、操縦テキストの使い方の検討の他、コロナ対応の相談やアイデア出しも行っていく。

NPO法人 アニマル体操クラブ

コロナ禍であってもオンラインで教室を開講し、継続した健康づくりトレーニングや、同一の場に集まれなくても、顔を見て会話することで、地域コミュニケーション作りを途切れず行えるようにすることを目標に活動。教室の様子を見学したり、会員さんへのアンケートや担当講師へのヒヤリング実施、他団体のオンライン活動をベンチ―マークするなど、オンライン教室開講に向けての調査を重ねてきた。これからはプロバイダー契約、またオンラインの必要機材を整え、並行して会員募集や教室プログラムの内容検討をしながら、オンライン教室の実現へと準備を進める。

豊田市美術館ガイドボランティア自主グループ アートフレンド

豊田市美術館へ行って本物を見たい!と思って欲しいという長期ビジョンから、①市民にアートを身近に感じてもらう②アートに触れて色々な見方や可能性を受け入れるという2つの目標をゴールとし、学芸員の意向も調整しながら企画を進める。対象となる年代層を検討し、2つの対話鑑賞型イベントを企画するも、各種調整の結果 実施には至らず。しかし、そこで得られた気づきによって、関係者の意向を確認しコロナ禍の制約でも可能な取り組みを進めていこうとPR用ビデオレター作成やプロボノによる対話型鑑賞会の実践などで既存顧客をつなぎとめ、対話型鑑賞会をより魅力的なものにしていく。

各団体の発表を聞いての感想を、メッセージカードに書いて皆で送り合いました。他チームの状況を知ることで、共通する想いや課題、今後の参考にしたい工夫などについて、それぞれが感じたり チームを超えて学び合っていただけたのではないかと思います。

== 参加者の声(アンケートより一部抜粋)==
・業務分担がしっかりしていて驚いた。
・チームごとに求められていることが違い、柔軟な対応力がすごい。
・進め方がそろぞれ違って勉強になった。
・団体さんへの寄り添う姿勢が素晴らしい。
・役割分担を明確にし一元管理しながら並行実施しているのが参考になった。
・熱意ある取り組みに関心しました。

その後、全員で顔を合わせられる貴重な機会ですので、各チームで対面でじっくり議論する時間を取り、2月までの目標について改めて考えていただく時間にしました。会えるとやはりどこのチームも盛り上がり、良い雰囲気でこれからの活動についてディスカッションが進んだように思います。

最後に各チーム2月までの予定の発表と、参加者全員で顔を合わせての振り返りを行い、プロジェクト参加を通じて得られた気づきや経験、またそれぞれの想いなどを共有して閉会しました。

== 参加者の声(アンケートより一部抜粋)==
・顔を合わせて話すことができて良かった。
・皆が同じ悩みを持って活動していることを知れて良かった。
・リアルで集まれる機会が少ないのでミーティングできて良かった。
・他団体さんの話をゆっくり聞けるのはありがたい。色々な考え方があるなと思った。
・他チームの団体さんやプロボノさんのことが知れて良かった。

「皆で会って話せる」ことがやはり大事であり、また団体さんもプロボノさんもお互いがお互いでじっくり向き合った結果、だんだんと良いチームになってきたということを実感できたのではと思います。この初年度プロジェクトを一緒に創り上げようと、いつも心を寄せてくださる参加者皆さまのお陰で、今回もあたたかく素晴らしい場になりましたこと、大変感謝しております。本当にありがとうございました。

次に全員で顔を合わせるのは2月の最終報告会となります!
こちらは一般公開での開催を予定しておりますので、ぜひたくさんの方にこの3チームの成果報告の様子を見守っていただけたらと思っております。